2016年1月15日金曜日

初音ミク ProjectDivaF プレミアムフィギュア(SEGA)

プレミアムフィギュア(SEGA)



 
 
 
 
 
地元のフィギュアの店で500円で購入しました。ちなみにこの商品、アマゾンレベルでも中古は2000円するらしいです。ウチの地元のマニアックな店のフィギュア商品はプライズ関係が大体中古500円で購入できますね。『ソード・アート・オンライン』のアスナレベルでも600円のフィギュア価値だった。あと、とある系の美少女フィギュアも中古が300円とかでプリキュアは200円とかだった気がする。これでヤフオクで商売してもいいかもしれんな・・・・・・・。何気にこのブログで初のフィギュアレビューな気がします。
どこの店か? って? それはツイッターで私がフォローしてる店や企業を調べていけば分かると思う。まぁ、転売屋とか魔改造職人とか出てきても困るしね。

>初音ミク
原作は『ボーカロイド』に出てくる美少女キャラクターです。元々はクリプトンによる音声を加工する音楽編集ソフトみたいな感じだったんだけど、パッケージのイラストが可愛いという事で2007年にニコニコ動画で大ブレイクしました。だから、このキャラクターは創作の登場人物というよりは商品のマスコットキャラ的な存在ですね。
このキャラクターの成功以降、田舎の生産業者や民間企業が萌えキャラクターとタイアップした商品を売り出すマーケットスタイルが流行します。萌えキャラクターと関係ない商品がコラボレーションする企画はミクが走りなのか? というと、そうじゃないと思いますが、ミクの成功以降に萌えと酒や米を売り出す業者の商品がコラボするように成ったのが爆発的に増えました。キャラクターと食品や衣料品のコラボレーションは既に漫画やアニメやゲーム、映画や有名人なんかが散々やってきた事なんですが、「オタク」と呼ばれる人々のニッチなニーズに応えたのは萌えキャラクターのコラボレーション企画が最初じゃないでしょうかね? それまでのキャラクターとのコラボレーション企画というのは一般の人や子供に当ててきたものですから。
その後、セガに版権が買いとられて、プライズやゲームセンター、カラオケ、セガのゲームなんかで活躍するゲームキャラクターになっていきました。フィギュア方面ではグッドスマイルカンパニーが初音ミクをピカチュウやミッキーマウスのようなマスコットのポジションに置いて、ねんどろいどやFigmaで様々なバリエーションを展開・販売させていきました。ニコニコ動画においてブレイクした作品に同人ゲームの『東方Project』があるんですが、ミクやボーカロイドの特徴としては元々のコンセプトが創作ではなくて、商品である為に企業や個人によってミクやボーカロイドキャラへのイメージとか設定が変わると言う事でしょうか。ファンや企業によってイメージや設定が異なる創作の事を二次創作なんて言うんですが、『ボーカロイド』や『東方Project』は原作自体が無名だったので、現在でも二次創作や同人活動で真っ先に展開される創作だと思う。まぁ、良くも悪くも2000年代を代表するサブカルチャーのタイプだと思う。こういう同人作品がファンによってブレイクした事例というのは今までは『2ちゃんねる』の「アスキーアート」とかしかありませんでした。でも、やる夫とかモナーとかのキャラクターを商品展開させていく・・・・・ビジネスとして成立させる例というのは存在しなかった(『電車男』や『俺はブラック企業で働いているんだが、もう駄目かもしれない』などは個人収入化した事例)ので、一般にも認知されない文化・創作だった訳です。ミクだとか東方の場合は商品展開がスタートして、結果的に成功して一般にも浸透した大衆作品という見方をすると、今までになかったタイプの創作だと思うんですよね。言ってしまえば、インターネットがきっかけで誕生したような創作ですしね。これまでの創作は企業やプロがビジネス前提に商品展開していく事で大衆に浸透していったんですが、ミクや東方の違う点はきっかけがインターネットで、ファンの手によって拡大解釈されて商品展開が行われて、ビジネスとして成功してしまった事に尽きると思う。つまり、今の時代やこれからの時代というのは素人だとか中小企業が創作やキャラクターを作ってネットで広告宣伝すれば、何かがきっかけで、大ブレイクする可能性もあると言う事です。3Dプリンタもありますしね。それの例としてはゆるキャラなんかも該当すると思う。これの特徴もまとまったストーリーだとか設定が特にないんです。受け手が自由にイメージする事でブレイクするタイプのキャラクターだった訳なんですよね。
ミクや東方以降はインターネット文化が一般化・商業化にシフトし始めて、ドワンゴが経営するニコニコ動画やSNSサイトなどがゲームやアニメ・漫画などのニッチな業界や分野を占めるようになっていきました。2000年代のサブカルチャーの特徴はインターネットと既存するアニメなどの業界とのコラボレーション、素人や一般人の登竜門へなっていった事でしょうね。それまでのネット文化は「アスキーアート」と呼ばれるユーザー代わりのキャラクターが占めていたんですが、設定や物語を断片的に持たせてるのに、作品として成功したのは「東方」だとか「ミク」辺りが代表的だとは思う。


©Deathnicle/Garius Marutis
©Crypton Future Media,Inc./www.piapro.net Piapro
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