第1回:先カンブリア時代(約139億年前~約5億4200万年前)・・・・・・・・・・・冥王代、始生代、原生代(陰生代)
第2回:古生代(約5億4200万年前~約2億5000万年前)・・・・・・・・・・・・・カンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀、石炭紀、ペルム紀(顕生代)
第3回:中生代(約2億5000万年前~約6500万年前)・・・・・・・・・・・・・・三畳紀、ジュラ紀、白亜紀(顕生代)
第4回:新生代・第三紀時代(約6500万年前~約700万年前)・・・・・・・・・・暁新世、始新世、漸新世、中新世、鮮新世(顕生代)
第5回:新生代・第四紀時代(約700万年前~約1万年前)・・・・・・・・・・・・・更新世、完新世(顕生代)
第6回:太古(約1万年前~西暦1年)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・旧石器時代、新石器時代、紀元前(有史時代)
第7回:古代(西暦1年~500年)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥時代
第8回:中世(500年~1500年)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・奈良時代、平安時代、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代
第9回:近世(1500年~1700年)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戦国時代、織豊時代、江戸時代
第10回:近代(1700年~1950年)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・江戸時代、幕末、明治時代、大正時代、昭和時代、民主政治
第11回:現代(1950年~2015年)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・昭和時代、平成時代
*人類史における生活革命
・狩猟採集革命・・・・・・・・・・・・・・約250万年前の原人誕生から始まる。約30万年前のネアンデルタール人の時には埋葬文化や原始宗教が生まれる。約20万年前のホモ・サピエンスの出現時には言葉によるミーム、コミュニケーション技術が発達する。約7万年前には火の使用と被服の着用、家の建設が始まる。
・農耕牧畜革命・・・・・・・・・・・・・第二の生活革命。約1万年前の氷河期終焉時から始まる。放牧生活から定住生活の切り替え。農業・漁業・畜産・林業・鉄鋼業・エネルギー採取などの第一次産業(労働)の概念と戦争の概念が生まれる。身分制度が確立する。
・産業革命・・・・・・・・・・・・・・・・第三の生活革命。18世紀のイギリスから始まる。地質時代においても人類史で唯一扱われる事変である。この革命以降に人類は地球環境をも変化させられる科学技術力を手に入れる。第二次産業(工業化)と第三次産業(サービス業)の概念が起こり、大量生産と大量供給の相互関係で世界人口数が当時の8倍に膨れ上がる人口爆発を発生させている。この革命以降に人類史は近代に突入し、二度の世界大戦と地球環境問題、核兵器問題を経験することになる。
・IT革命・・・・・・・・・・・・・・・・・第四の生活革命。21世紀のアメリカから始まる。別名は情報化革命。1945年の第二次世界大戦末期から発明されたコンピューターがインターネットやGPS機能など軍事技術や大学機関で開発された機能を搭載して民間に転用された事象。21世紀初頭にビジネスと生活とグローバルネットワークの融合が発生して、新自由主義という新しい政治経済思想とグローバル化という国境なきビジネス競争に突入した。自営業が撲滅させられ、労働社会は熾烈な競争社会に突入。外国の労働力や外国の企業と競争させられる事になったので、ニートやフリーターなどの失業問題や非正規雇用、ブラック企業問題など産業革命初頭の労働格差問題に逆戻りした。インターネットとコンピューターで人類の生活は劇的に進歩したが、労働と社会問題は二極化と格差が拡大して貧困層と富裕層の対立が深まるばかりである。IT革命が登場した事で第三次産業の社会需要がピークに達しているが、極端な労働環境と雇用条件を掲げる企業が増加しているので、労働者と企業の上下関係が崩壊しつつある状況と言える。
・技術的特異点・・・・・・・・・・・・第五の生活革命。2045年に予定されている。人工知能の演算処理能力や知性が全人類の能力を凌駕するようになると言われている科学技術の予測。2025年にロボット革命、2035年には人工知能革命が実現して労働と生活に自律した機械が参入するようになると言われている。機械が自動的に発明や修理・管理などを行えるようになるので、人間が知的労働や肉体労働を行う必要性がなくなる。但し、技術的特異点には理数系や科学者の中でも賛否両論に分かれている。
・宇宙の覚醒・・・・・・・・・・・・・レイ・カーツワイルが「技術的特異点」に併せて提唱した6つ目の生活革命。機械や人工知能が人類よりも早くに発明や発見を行い、ますます指数関数的に知的レベルを向上させるので、宇宙人とのファーストコンタクトの実現が可能になるとも言われている。技術的特異点に到達した文明は自動的に機械が発明と発見を次々と実現していくので、技術的特異点に到達した文明はいずれどこかで出会う事になる。宇宙人とファーストコンタクトする事で魔法やオカルトに近いと思われていた現象や方法が確立するので、更に科学技術が飛躍的に進歩するとも言われている。この時代に到達する頃にはタイムマシンや魔法、心霊現象、超能力、テレポート、不老不死、生命を自然に生み出すなども可能になるかもしれない。
*カール・マルクスによる時代区分と人類史における社会体制
・原始共産制・・・・・・・・・・・・・・・・おそらく約250万年前の原人の出現~約1万年前の農耕牧畜革命までの期間を指していると思われる。社会体制に身分の上下がなく、利益も仕事(労働)も同一で行われていたと考えられている時代にあたる。人類史において真の平等とも言える時代かもしれない。
・奴隷制・・・・・・・・・・・・・・・・・・おそらく約1万年前の農耕牧畜革命~3世紀頃の古代ローマ帝国までの期間を指している社会体制と思われる。マルクス思想的には文明が誕生する3000年前かギリシャ・アテネ文明以降~を指すのかもしれない。階級社会の始まりと私有財産の概念が発生したと考えられる時代である。この時代の奴隷制は戦争に敗北した国の国民が奴隷にされており、アフリカや有色人種の奴隷とは別制度の社会システムである。古代ギリシャと古代ローマ帝国において国民は労働の義務を負わされておらず、娯楽や学問にふけっていたという。貴族は選挙活動や政治での宴会に明け暮れていたと言われている。
・封建制・・・・・・・・・・・・・・・・・人類の社会体制の第3段階と呼ばれる。おそらく古代ローマ帝国以降のヨーロッパ大陸が主体になっていると思われる。強力な王政封建が敷かれ、身分制度が更に細分化された。具体的には王・貴族・騎士(戦闘階級)・平民(一般国民)・異民族(奴隷)という階級システムになっている。日本においては12世紀以降の鎌倉時代の政府体制がこの段階に分類されると思われる。アラビア世界やアラブ地域もヨーロッパの影響を受けてイスラム教を管理する教皇の立場が王の立場に変化している。王政と封建制度は5世紀~17世紀まで続けられたが、17世紀のフランス革命で崩壊して実質的な政治権力はナショナリズムで選考された貴族や軍人などから選ばれるようになっていった。それが近世期におけるナポレオンやビスマルクなどに繋がっていくことになる。表面上は王族や貴族の存在は確立しているが、実権は国民や平民から選ばれた者に代わっていった。
・資本主義・・・・・・・・・・・・・第四段階に入る。おそらくは18世紀の産業革命以降~今日までの社会体制だと思われる。フランスのナショナリズムとイギリスの産業革命の結果が融合した結果が今日の資本主義や民主主義に繋がっていく。このシステムには帝国主義や独占傾向なども加えられているが、帝国主義は20世紀の第二次世界大戦で廃れ、企業の独占傾向も独占禁止法で廃止された。マルクスの考えでは市民革命を経た後に生まれる考えだとされている。支配階級は貴族や軍人から商人や経営者、資本家などビジネスに成功した者や金銭を多く持っている者が権力を獲得すると考えられている。21世紀現在では共産主義国家の存在もあるが、マルクスが『資本論』を書いていた時代には共産主義体制やレーニンのような人間は現実には居なかった。
・社会主義・・・・・・・・・・・・第五段階に入る。マルクス曰く、プロレタリア革命を成功させた社会が第五段階に入ると考えられている。マルクスが生きていた当時は共産主義思想を実現させる社会活動家や政党は存在しなかった。史実においてはロシア革命を成功させたソ連と文化大革命を成功させた中華人民共和国、現代の北朝鮮などが共産主義国家に当てはまる。しかし、史実の共産主義国家は人民が得る利益と財産は資本主義国家より少ない上に個人の人生の不満度は資本主義国家よりも高いので、共産主義思想は誤った政治思想だと考えられているのが現代の一般論である。マルクスの考えでは資本家や経営者に対するプロレタリア革命がこの段階に入るので、厳密にはソ連や中国の一連の共産主義革命はずれているとも言える。ソ連や中国の共産主義革命は王政や貴族、封建体制を維持する旧支配階級に対するものなので、マルクス主義の考えとはずれている。21世紀の現代においては新自由主義思想が経営者や政治家に有利な立場に働いているので、マルクスが予測するプロレタリア革命が起こる可能性は高いと考えられる。この場合のプロレタリア革命を発生させる階級はニートやフリーター、非正規雇用などの低賃金労働者の可能性が高いのかもしれない。新自由主義は21世紀のIT革命で確立した思想なので、2025年以降の技術革新で失業問題と労働格差が更に深刻化すると、プロレタリア革命が低賃金労働者から発生する可能性は高いかもしれない。2025年以降の技術革新で考えられる可能性は「ロボット革命」と「技術的特異点」になるので、そちらが実現した場合に現状の社会体制を維持する場合は低賃金労働者の経営者と政治家に対するプロレタリア革命が発生する可能性は高い。
<各時代における地球上の支配者の移り変わり>
・先カンブリア時代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アミノ酸→アーキア→バクテリア→シアノバクテリア→単細胞生物→微生物→エディアカラ生物群→海綿動物→刺胞動物→ホヤなど→魚類
・古生代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バージェス動物群→頭足類→節足動物→裸子植物→昆虫→魚類→肺魚→両生類→哺乳類型爬虫類(単弓類)
・中生代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・爬虫類→恐竜→被子植物
・新生代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鳥類→哺乳類(肉歯目→メソニクス目→食肉目)→霊長類
・新生代第四紀時代・・・・・・・・・・・・・・人類(猿人→原人→旧人→ホモ・サピエンス)
・偽生代(2045年以降?~)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・機械?(ロボット・合成生物・人工知能・ドローン・自動運転車両・トランスヒューマンなど?)
<先カンブリア時代→古生代→中生代→新生代→新生代第四紀時代→偽生代(2045年? ~)>
>私が考える地球と宇宙視点の地球支配者の4つの時代
1:生命体が存在しなかった時代(約139億年前~約40億年前)・・・・・・・・・非生命史(陰生代の冥生代)
2:生命体が地球を支配した時代(約40億年前~約1万年前)・・・・・・・・・・・生命史(陰生代の始生代・原生代、顕生代の古生代・中生代・新生代)
3:知的生命体が地球環境に影響を与えた時代(約1万年前~2045年)・・・・・・・・人類史(有史時代の古代・中世・近世・近代・現代)
4:非生命体が宇宙まで影響を与える時代(2045年以降)・・・・・・・・・・・・・機械史(未来・偽生代)
*1・・・・・・・・・・・・・地球生命体が存在しなかった時代。
*2・・・・・・・・・・・・・地球生命体が地球を支配していた時代(有機物、原核生物、真核生物、微生物、無脊椎動物、魚類、両生類、単弓類、爬虫類、鳥類、哺乳類、霊長類)
*3・・・・・・・・・・・・・人間が地球環境を破壊して生態系を支配していた時代(知的生命体の時代)
*4・・・・・・・・・・・・・・機械や人工知能が宇宙開拓を行い、人類の知性を上回り人類を先導・支配する時代(機械の時代)
>元ネタ(収穫加速の法則)
1:化学と物理の時代・・・・・・・・・・・・・・・約139億年前~約40億年前(陰生代の冥王代)
2:DNAの時代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約40億年前~約5億5000万年前(陰生代の始生代・原生代)
3:脳の時代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・約5億5000万年前~約1万年前(顕生代の古生代・中生代・新生代)
4:テクノロジーの時代・・・・・・・・・・・・・・・約1万年前~2045年(有史時代の古代・中世・近世・近代・現代)
5:技術と人工知能の融合の時代・・・・・・・・・・2045年以降(未来)
6:宇宙の覚醒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???(未来)
*5・・・・・・・・・・・・・人工知能が人類の知性を超越して人類や技術、社会と融合し始める時代。人工知能が人類を支配する可能性もある。
*6・・・・・・・・・・・・・・人工知能の処理演算能力が宇宙の謎や宇宙空間の誕生、宇宙の真理を解き明かす事が可能になる時代。人工知能の宇宙開拓の時代と言える。
*5・・・・・・・・・・・・・・・・人工知能や機械が意志を持ち、知性と人格を上回る時代。私は技術的特異点以降の時代を「偽生代(ぎせいだい)」と呼んでいる。
*6・・・・・・・・・・・・・・・・・知的生命体と機械が地球外知的生命体とのファーストコンタクトにも成功する超未来。宇宙人がもたらすテクノロジーによってオカルト扱いされていた現象や魔法までもが使えるようになる。