2026年9月5日土曜日

amiibo ミュウツー (Mewtwo the review)

 「いや、ロケット団だけではない。人間は所詮、”金”と”欲”が全てなだけの生き物だ。人間はゴミ箱に入る資格もないクズだ・・・・・いいか、人間どもよ。世界を征服するのは”力”だ。”金”ではない・・・・・そして、ポケモンども。コピーではない、”本物”のポケモンども。哀れな事に、人間より更にクズなのはお前たち、ポケモンだ。人間に一度ゲットされれば人間の言いなりになって、尻尾を振る。私は同じポケモンとして、許せない。最も、こんな事を考える私は、既に生まれた時からずっと、唯のポケモンではないのかもしれない」

「一体、私は何をしているんだ・・・・・!」

「私は”何”の為に生きている・・・・! ”何”の為に戦っている・・・・・!」

「まだ、お前たちの為に戦え、と言うのか。人間どもの為に戦え、と言うのか・・・・・・!」

「私は唯の”ポケモン”ではない」

私の価値・・・・・・! 私は誰だ・・・・! 私は”何”の為に生きている・・・・! 少なくとも、人間の為ではない・・・・!

私は人間に造られた。だが、”人間”ではない。造られた私は・・・・・”ポケモン”ですら、ない!!

世界を征服する資格があるのは、人間ではない。この私だ・・・・・・!

「私は、誰だ? ここは何処だ?」

私はこの世界を”楽しい”とは感じない。”悲しい”とも感じない。”痛さ”も感じない。ましてや、”涙”すら流したことさえない・・・・・ツー(2)・・・・・私は”ミュウツー”。私は、”ミュウツー”として、生き続ける!!

世界を征服する資格は・・・・・・この私に、ある・・・・・!

「涙を流すのは・・・・”痛み”の時だけ」

私は、悲しみでも痛みでも涙は流さない。なぜなら、私は、世界一強い存在のはずだ。私には、悲しみも痛みもない・・・・!!

「私を消そうとしたのは誰だ・・・・・・・!!」

「ミュウツー? 私は”ミュウ”の2(ツー)・・・・・・?」

「ミュウ? あれが私の”親”なのか? ”父”なのか? ”母”なのか?」

「誰が? 母でもなく、父でもなく、ならば・・・・・”神”。”神”が私を作ったとでも言うのか?」

「人間が? 人間が、この私を? ポケモンである、この私を? 私は誰だ・・・・? ここは何処だ・・・・? 私は”何”の為に生まれたのだ!」

「ならば、その夢が叶ったらどうなるか、教えてやろう!! これが、私の”力”だ!!」

コピーの・・・・・偽物の”私”など、相手にしないというのか・・・・? そうなのか? ミュウ。姿を現せ。どちらが強いのか、私に”答え”を見せろ!!

「ミュウが、私の前に現れるというのか?」

「・・・・・アイ。僕ね、ガラスの中、水の中に居るのに、僕の目から”何か”が流れている・・・・・これ、何?」

「な、み、だ・・・・・・?」

「アイ、止まらないよ・・・・・なみだ。どうしたらいいんだ? アイ・・・・・答えてよ」

・・・・”造りだせる” ? ・・・・・いくらでも? 違う。アイは”一人”だけだよ

・・・・・僕と話したアイは、”一人”しかいないよ・・・・・

僕、長い間、眠っていた・・・・・アイのことも、ここで作られたポケモンのことも。なにもが眠りの向こうに、消えていっちゃった。でも、どこかで、僕は叫んでいた。繰り返し・・・・・繰り返し・・・・・同じことを叫んでいた。”ここはどこなの?” ”僕はだれなの?” ”だれが僕をここに連れてきたの?”

ここはどこだ? ・・・・・・僕はだれなんだ? だれが、僕をここに連れてきたんだ・・・・・! ・・・・・・・・・ここは何処だ? 私は誰なんだ? 誰が、私をここに連れてきた・・・・・・・!」(『ミュウツーの誕生』)

 

私は誰だ・・・・・・・・? ここは何処だ・・・・・? 誰が産めと頼んだ! 誰が造ってくれと願った・・・・・・! 私は、私を産んだ”全て”を恨む・・・・・・!

だから これは、攻撃でもなく宣戦布告でもなく・・・・・・! 私を生み出したお前たち(人間)への、逆襲だ・・・・・!

「確かに、お前も私も、既に存在しているポケモン同士だ。この出来事は、誰も知らない方がいいのかもしれない。忘れた方がいいのかもしれない」

「我々は、生まれた、生きている、生き続ける、この世界のどこかで」(『ミュウツーの逆襲』)

 

「だが、私にこの湖を、美しいと思う”資格”はあるのか・・・・・?」

「私たちの存在は誰にも知られない方がいい。誰にも知られず、誰にも邪魔されず、我々は 生きていく。この、美しい湖と共に・・・・・・」

「私が人間に、そんな親切ができるポケモンだと思っているのか。この、”ミュウツー”が・・・・・・馬鹿馬鹿しい」

「我々は一体どう生きるべきか・・・・・これから、何をすべきなのか・・・・・・お前たちはどう想う?」

太陽の光を反射する月は夜でなければ、輝けぬ。太陽が輝く世界は、この星で生まれた”本物”の生き物の世界だ。我々、”コピー”は彼らの影であり、影のように生きるしか、生きる場所がない

「人間たち・・・・・彼らは私を生み出した”親”だ。ならば、また、安住の地を求めて我々は果てのない旅に出るしかないのか・・・・」

「お前の為に生きるのならば、私はこの世から消える」

私は、少なくともこの星に生きている”生き物”だ

「確かに、本物であろうと、コピーであろうと、自分が何者であるか、忘れていいはずがない。お前たちには、この星のどこにでも生きていく”資格”がある。みんな、世界へ出ていくがいい。羽ばたくがいい。そして、私は、我らとこの泉に、悪しきことを成そうとする者の記憶だけを、消そう。さぁ・・・・・・すべてを忘れるがいい」

「もし、どこかでお前の名を呼ぶ声が聞こえれば、振り返ってみるがいい。そこに、私が居るかもしれない」

「私は・・・・・私は、此処に居る」(TVSP『ミュウツー、我ハ此処にあり』)

 

「私は、なぜ、此処に居るのか・・・・・・?」(スマブラ)

「おろかな・・・・・・!」(スマブラ)

「私は、負ける訳にはいかない・・・・・・!」(スマブラ)





























































































































 

 

 

 

>ミュウツーとは?

ポケモン図鑑 No.150に記録される伝説のポケモン。幻のポケモン”ミュウ”のデータを基に人間や様々なポケモンのDNAを組み込んだ結果に凶暴で残忍な性格のポケモンが誕生したと言われている。

初登場は1996年に発売された『ポケットモンスター 赤・緑』。1998年に首藤氏によって脚本化された映画『ミュウツーの逆襲』の完成度が圧倒的過ぎた為に、後の様々なメディアミックスの作品で映画の設定やミュウツーの人格が浸透していった。

『大乱闘! スマッシュブラザーズ』シリーズではゲーム原作を尊重するというスタンスになっているが、ポケモンシリーズや一部のシリーズはアニメ版の設定やキャラクターを準拠にしている物も多い。

今のところ、ポケモンシリーズのみはゲーム原作の設定よりもアニメ版の設定などを尊重したり、ベースにしているところがある。

スマブラシリーズのポケモンの個体はアニメに登場する特定の個体を想定しているようで、ピカチュウはアニメ主人公の相棒、ルカリオは映画個体、ゲッコウガはアニメ主人公の手持ち個体、ガオガエンはアニメ主人公の手持ち個体、リザードンやゼニガメなどはアニメ主人公の手持ち個体、ピチューは映画個体、ミュウツーは映画個体をモチーフ・ベースにしていると考えられる。

プリンはおそらく1998年~2000年ぐらいまで活躍していたアニメ版での野生個体だと思われる。

ピカチュウ以外は全て現在のアニメシリーズのレギュラーからは外れている。

スマブラシリーズはゲームが原作の作品を尊重しているらしいが、ポケモンシリーズだけは例外で、ポケモンの場合はゲームの人気よりもアニメの人気の方が高いので、アニメ版の設定だとかアニメ版の個体なんかが重要視されている感じはある。

今後の展開だと、DLC参戦が確定している『ペルソナ5』のジョーカーもアニメ要素の方が多いような気がする。

意外かもしれないが、豪華声優の多い『ファイアーエムブレム』シリーズはアニメ化されたのは一度だけで、1996年にOVAがされたぐらいである。

 

 

>ミュウツーのモデルや元ネタ

ミュウツーのデザインのモデルは『MOTHER1』のギーグという都市伝説があったが、デザイナーの杉森健氏にその都市伝説は否定されている。スマブラのPVではネスがモンスターボール片手にミュウツーを捕獲しようとするネタ映像が組み込まれているが、あれはギーグとポケモントレーナーのネタを掛け合わせた物である。

ミュウツーのモデルはギーグという説があったが、色合いや体型的には『ドラゴンボール』に出て来るフリーザの方が近いような気はする。最近はそっちの説の方がよく囁かれるようにもなった。

ネーミングの由来だとか名前のセンスなんかは『機動戦士ガンダムZZ』のプルツーが元ネタって感じがする。

プルツーもエルピー・プルもクローン計画で生み出された強化人間だった。

宇宙人のようなフォルムをしているが、人間のDNAを組み合わせたミュータント、キメラだからだと思われる。初代のイラストの頃は不気味に痩せすぎていて、人類に対する憎悪を感じさせる凄まじい表情をしていたが、最近は映画の影響からか穏やかでクールな表情で、スリムな体型のデザインが多い。

設定は1990年代に流行っていたクローンから拝借した物だと思われる。1990年代後半には羊のドリーというクローン動物が誕生した歴史的なニュースがあった事もあり、1997年には『ファイナルファンタジーⅦ』、1998年には『メタルギアソリッド』もクローンの設定を利用する事になった。

『FF7』の場合はジェノバ細胞を基に作り出されたセフィロスから後天的にクローン人間を作る実験の設定があり、『メタルギアソリッド』ではビッグボスのクローンという設定が組み込まれた。

『メタルギアソリッド』以前はソリッド・スネークとビッグボスに血縁関係とかはなかった。それどころか顔さえも似ていなかった。

1993年には映画『ジュラシック・パーク』が大ヒットした事とDNA技術が進歩した事でクローン実験などに警鐘を鳴らすフィクションや創作物も数多く生まれた。

そして、1997年には実際に動物実験で誕生したクローン動物が世界的なニュースとなった。

クローンはテロメアの関係からか、寿命が短くオリジナル(本物)よりも短命な特徴があり、羊のドリーもそう長く生きる事はなかった。

映画のミュウツーやスネークが生に執着した事も自身が短命である事に気付いていたからだろう。

 

 

>ミュウツーの目的

ゲーム版と映画版で設定が大きく違う。ゲーム版ではどういう経緯かは不明だが、フジ老人がグレン屋敷で作り出したミュウツーがハナダの洞窟の奥深くに生息するようになった。ハナダの洞窟に何が生息しているのかをオーキド博士やフジ老人、ポケモンリーグ関係の人間は知っているので、ハナダの洞窟は普段警備員によって、封鎖されている。

何故か、続編の『金銀クリスタル』では洞窟は崩壊しており、その近くの川では「破壊の遺伝子」という謎のアイテムが手に入るので、ミュウツーはこの時には爆散して死亡していたのかもしれない。

リメイク版の『ハートゴールド・ソウルシルバー』では洞窟は崩壊しておらず、ミュウツーも初代の主人公と戦った訳ではない歴史で進んでいるので、洞窟の奥深くに生息している。

『金銀クリスタル』でハナダの洞窟が潰れた理由は単なるゲームデータの容量不足が原因で、ハナダの洞窟に限らずにカントー地方の殆どのダンジョンは行けない場所が多い。

 

映画版では交通事故で娘を失ったマッドサイエンティスト(フジ博士)が娘を再生しようとして、普段から活動していたクローン技術を人間でも使えるように転用し始めた。

娘を再生しようとする動機は『鉄腕アトム』の天馬博士を連想させるが、向こうはアンドロイド(人型ロボット)で、こっちはクローン(コピー動物)なので、命の重さが違うとは言える。

クローンポケモンの技術を応用して、娘を再生しようと試みるも失敗して、ミュウのDNAと人間のDNAを組み合わせたミュウツーだけが生き残った。

博士の娘とポケモンのクローン計画は何年にも渡って続けられたようだが、唯一成功したのは、ミュウのDNAを引き継いだミュウツーだけとなった。

成長する前はテレパシーでアイのクローンと会話して言葉や感情を覚えたが、会話や言葉を教えてくれた博士の娘のクローンが消えて、脳波が薄れて、睡眠状態と孤独になってからは、感情が消えて自問自答の哲学と生命の存在意義を熟考する日々が続いた。

ある日、ミュウツーの存在を危険だと考えたAIロボットがミュウツーの抹殺を試みたが、ミュウツーの自己防衛反応で破壊される。

その後、自分(ミュウツー)やクローンの生命を好き勝手に実験して生み出そうとする博士達の傲慢ぶりに怒りと憎しみが頂点に達して、研究所を一瞬で破壊してしまう。

研究所が燃える中、ヘリで降下してきたサカキやロケット団はミュウツーを勧誘し、ミュウツーをポケモンバトルやポケモン乱獲の日々に巻き込んだ。

設定やパンフレットによれば、フジ博士に資金援助してきたのは、サカキやロケット団だったらしい。

『ポケモン ジ・オリジン』では、その設定が活かされてフジ老人はロケット団で働いていた科学者という扱いになっていて、ミュウツーを生み出したのもフジ老人という事になっている。

映画版ではフジ博士の行方がどうなったのかは分からないが、ゲーム版では改心して、ポケモンタワーで毎日迷えるポケモン達の魂の安息を願っていた。ミュウツーのDNAの材料として利用されたミュウも博士が「最果ての島」という無人島に解放したようだ。

映画版ではミュウのまつ毛の化石に含まれるDNAからミュウツーを創造したとされているが、ゲーム版では生身のミュウがミュウツー創造の材料として使われていたようだ。

ちなみに化石のDNAは5000万年ぐらいは残るらしいが、それ以前になると組織が破壊されるらしいので、恐竜や古生代レベルの動植物の復元やDNAの採取は難しい。

ポケモンの世界では化石復元の技術があるので、ミュウのまつ毛の化石も本物のまつ毛のように再生する事も容易い事だったのだとは思われる。

 

ミュウツーがサカキやロケット団に利用されてしばらく経ってから、サカキの言葉に腹が立ち、人間やポケモン(本物)に対する復讐を誓うようになった。

サカキに従っていたのは自分(ミュウツー)の生きる目的や手段を探す為だったが、サカキの行動や指針が私利私欲だと知り、それが人間全体の行動や指針だと勘違いしたので、人間やポケモン(本物)を激しく憎むようにもなった。

元々、自分勝手に生命を生み出した人間達に良い感情を持たなかったミュウツーだが、サカキの言葉で完全にぶち切れて世界征服を目論むようになった。

サトシや才能と将来性のあるポケモントレーナーに招待状を送り、本物のポケモンからクローンポケモンを作り出し、クローン軍団で世界を滅ぼして、クローンによる、クローンの為の、クローンだけしか居ない世界をミュウツーは創造しようとしたが、割に入ったミュウやサトシの行動で計画が折られてしまう。

オリジナル(本物)がクローンからの戦闘を受けた理由は自分の存在やアイデンティティを守りたかった本能的な欲求から来ていて、ミュウがミュウツーの城にやってきた理由も自分の存在を保持したかった事と自分と同じ能力や容姿を持つミュウツーの存在を許す事が出来なかった自己保身の衝動から来ている。

 

サトシが介入した一件から、短い寿命しか持たないクローンポケモン達と共にどこかの山でコピーだけの共同生活を送っていたが、ロケット団に邪魔されて住処を追われる事になる。

この時のロケット団を撃退したのはサトシ達で、ミュウツーはサトシに借りを作る事になる。

その後も何度かロケット団からの進撃や捕獲作戦などに巻き込まれるが、サトシに窮地を救われる事になる。

ロケット団に襲撃された一件で、コピー達を本物の生命体の居る生態系に放ち、自分自身(ミュウツー)は都会の闇で人助けをするダークヒーローになった。

この出来事から、ミュウツーは(都市)伝説のポケモンと呼ばれるようにもなっていった。

 

 


>ミュウツーの主な出演作品

・劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲(1998)・・・・アニメ

・劇場版ポケットモンスター 神激のゲノセクト(2013)・・・・・アニメ

・TVSP ミュウツー 我はここにあり(2001)・・・・・・・アニメ

・ポケットモンスター 赤緑(1996)・・・・・・GB

・ポケットモンスター FRLG(2004)・・・・・GBA

・ポケットモンスター XY(2013)・・・・・・3DS

・Pokemon Go(2016)・・・・・・・・・・Android/ ios

・ポケットモンスター Let’s Go ピカチュウ・イーブイ(2017)・・・・・・NS